2009-09-08

ブランドネーム



多くを語らずに、ジュエリーをご覧頂くべきなのでしょうけれど、その前に蘊蓄をいくつか。
(私、蘊蓄多めですので、あしからず~。)

私たちの考える、ブランドネームの意味するところなどをご紹介してゆきたいと思います。



~ LADY MURASAKI ~


「源氏物語」の作者であるとされる女性の通称名、「紫式部」の英訳通称名。

「紫」とは赤と青の中間色にあたる色ですが、いにしえの人々は「紫」という色彩を、高貴で趣のある神秘的な色と認識し敬意をもって扱い、また「ゆかりの色」と呼びました。

古代において「紫」は染色の中で最も重要視され、最高位の色と考えられ、特に平安朝の女性たちの心を捉えていました。

染色には紫草の根である「紫根」が使用されていましたが、極めて揮発性が高いことから、薄い和紙に包んでおくと、間もなく和紙の根に触れた部分には色が移り、淡く染まってしまうそう。

この特性ゆえに「ゆかりの色」と呼ばれ、「想う人にその「紫」のように自分の色を移し、匂うばかりに染めたい。」という思いを表すとされる、実に官能的かつ優雅な色なのです。



ブランドネーム LADY MURASAKI は、紫の色彩の伝える感性、ゆかりを継承するすべての女性たちに繋がってゆくと考えます。   

( 珠 )

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