2009-12-11

源氏物語


おはようございます、濱中です。

朝からBShiで『瀬戸内寂聴が語る 源氏物語の男君たち』を見てしまいました。



本編から「宇治十帖」へ移る源氏物語のクライマックス。

「紫の上」に変わる正妻「女三宮」を迎え暗雲立ちこめる複雑な関係に加えて、可愛がっていた「柏木」に女三宮を寝取られ、プライドがズタズタになった光源氏。
その後、紫の上も病に倒れ、いじわるをした柏木も気を病んで病死。
なんと申しましょうかアンチイケメン派としては、
落ちぶれた源氏に哀愁を感じる切ない場面です。



源氏物語の中でもドロっとした部分を瀬戸内先生のゴシップ解説と
篠田正浩監督「浮舟」からホリ・ヒロシさんの人形で物語をなぞります。


瀬戸内先生は「柏木」に青春=どうなってもいいという恋の若さを感じるそうで、彼の一途な愛が大好きだそうです。


LMJのリング『The Tale of Genji』シリーズの『紫の上』




幼き頃から源氏に寵愛された彼女は、女三の宮が正妻になってもその品を損なうことはなかったそうです。

「小さい頃から源氏しか知らないから他に生きる術がないことを知ってたのですよ、彼女はー」
と寂聴先生談。w
俗世をよくご存知の先生ならではのリアルな解説でした。

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